手のひらサイズのスマートフォンがやって来た — Jelly Pro

Kickstarterで今年の5月にBackしていたJelly Proというスマートフォンが届きました。予定より1ヶ月遅れぐらいでの到着。

最近はある程度製品が出来上がった後で一般販売の直前にクラウドファンディングを行うプロジェクトも多いようなので、届くまでの時間は比較的短かったです。開けながら色々見ていこうと思います。

Jellyについて

iPhoneっぽ感じのパッケージ。すでにパッケージの時点で小さい

JellyとJelly ProはUnihertz(9月14日現在HPのリニューアル中)という中国のメーカーが開発したAndroidスマートフォン。Kickstarter上で”The Smallest 4G Smartphone”と謳われているように、現代的なスペックの小さなスマートフォンを目指して作られたようですね。

まずはスペックから。今回届いたJelly Proの大まかなスペックは以下の通り。

  • OS:Android 7.0
  • CPU:4x Cortex-A53 1.1GHz
  • RAM:8GB
  • ROM:16GB (+microSD)
  • SIM:nano SIMx2 (4G+2G DSDS)
  • カメラ:2MP(Front)+8MP(Back)
  • ディスプレイ:240x432px 2.45inch
  • Wi-Fi:802.11a/b/g/n (2.4GHz/5GHz)
  • Bluetooth: Ver4.0
  • サイズ: 43×92.3×13.3mm

このサイズの中にこれだけ色々載ってます。SIMが2枚刺さってさらにmicroSDが刺さるところとか、Wi-Fiがちゃんとの5GHzに対応してるところとかは地味だけどポイント高め。SIMスロット2とmicroSDが排他になってる端末も多いですからね。

DSDSに関しては現状4G+2Gでの対応(国内ではシングルでの運用しか出来ない)ですが、今年中には4G+4Gに対応出来るようにアップデートを提供する予定とのこと。この辺は開発に掛かる時間と出荷予定とのバランスを見て後回しにしたのかな。4G+4Gで動いたら結構良さそうです。

センサー類もGセンサー・コンパス・ジャイロと付いてるしGPSも内蔵です。よいぞよいぞ。

ちなみにJellyとJelly Proの違いはRAM(メモリ)とROM(ストレージ)。Jellyが1GBのRAMに8GBのROM、Proが2GBのRAMに16GBのROMを搭載しています。単純にProの方が倍という感じですね。実際にはmicroSDが刺さるのでストレージに関してはそんなに大きな問題にならないでしょう。

では実物を見てみましょう。

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外観とか付属品とか

開封

説明書を取り出すと本体が出現

本体。小さすぎてスマートフォンには見えない

それにしても実際に手に取ってみるとこれがまあ小っちゃい(横とかの写真を撮り忘れたのは秘密)。一昔前に戻ったかと思った。 せっかくなので別の物と比較してみましょう。
あと全体的に光沢加工なので結構指紋は目立ちます。

缶のフリスクと比較。ほぼ同サイズ

iPhoneSEとの比較。iPhone SEですら小さいはずなのに

この小ささ。何たって(頭は飛び出るけど)ジーンズのコインポケットに入るサイズ。恐ろしい。最近のスマートフォンはみんな大きくて手の小さい私にはつらいので、こういうのも良いですね。

付属品はこんな感じ。

説明書とか充電ケーブルとか

保護フィルムは付属

説明書もふたの開け方が書いてないぐらいシンプル

ACアダプターとmicroUSBケーブル

説明書と充電用のACアダプターとmicroUSBケーブル。そして保護フィルム。有名どころの端末ではないので保護フィルムが付属しているのはありがたいですね。最近は面倒なので保護フィルムを貼っていませんでしたが、せっかく付いてるので今回は貼っておくことにしました。

次は背面を開けてみます。

SIMを入れるためにバックパネルを開けました。本体右下の隙間に爪を引っかけて開けます。結構硬くて本体のツメが折れそうで怖かった・・・。爪を引っかけてパネルを浮かせた後に少しずつカードとかを挟みながら開けていくと楽かも。

ふたを開けたところ。バッテリーは袋に入っていた

バッテリーが袋に包まれて入ってました。当たり前ですが袋を外さないと電源が入らないです。地域によってはバッテリーの出荷に制限がうんぬんみたいなのもあったんでその辺もあるのかな。当たり前ですがバッテリーも小っちゃいし薄いです。

デジカメのバッテリーみたい

バッテリーを外すとSIMスロットとmicroSDスロットが現れます。

詰め込まれているカードスロット達

SIMスロットに2つに並んでmicroSDスロットが付いています。SIMスロットは写真の真ん中がスロット1で右がスロット2。スロットは全て金属部分を下にスライドしてロックを外すと手前にペロンと開く形。一応この狭い中でも絵やら矢印やらで説明書きがされています。

SIMをスロットに乗せたあと閉める時は少し注意が必要です。一応スロットの両サイドに縁があるのでそれに合わせて載せるんですが、端子部が(ちゃんとSIMに端子が接触するように)バネみたいになってカードを上に持ち上げてしまうので、ふたを閉めるときに枠からずれてしまって上手く閉まらないことがありました。ちゃんと載っていればすんなり閉まるので、閉める時にカードがずれないように注意しながら無理せず入れましょう。

さあいざ、電源オン。

起動スプラッシュ

ホーム画面。最初から日本語でした

おー。付いた。ちゃんとAndroidだー。

それにしたって小っちゃいです。アイコンは各ページ縦横3つずつ、ドックに3つ(うち1つはドロワー)。画面下の丸いマークがホームボタンでその左右(触ったときだけ白い点が光る)が戻るボタンとアプリケーションスイッチャー。普通のAndroidと一緒ですね。

ちなみに真ん中の丸いマークは色が変わるので、電池が切れそうになったり充電中は赤で光ったり、充電中にバッテリー残量が90%を超えると緑に光ったりして分かりやすいです。通知のLED通知もここでするみたい。

触ってみた感じは割と素のAndroidに近そうですね。あまり個性的なUIではなく、画面解像度の小ささに合わせて必要な分だけカスタムされている感じ。個人的には良い感じ。

動作に関しても十分に良いです。もちろんアプリ起動直後などはもっさりすることもありますが、全体的には滑らかに動いてくれます

画面のドット感は確かに感じますが、まあこの辺は致し方なしと言う部分もあるでしょう。私の場合は使ってるうちに気にならなくなりました。

また、これは画面が小さいことの弊害ですが単純にタッチ操作が難しいです。狙ったボタンの上をタップしてしまったりそもそもタップ出来ていなかったりと、思ったところをタップするのに慣れが必要です。QWERTYキーボードに至っては絶望的です。フリック入力あって良かった。

スクリーンショットも小さい

あとこれも解像度が小さいことの弊害ですが、アプリによってはレイアウトが崩れてしまうことがあります。ここではradikoとPocket Castsのスクリーンショットを貼っておきますが、前者は初回の説明が解像度に合わせて縮小されて読めず、後者は横方向の解像度が低すぎて文字が詰め詰めになってしまっています。

radikoはスケールが合って無くて読めない

Pocket Castsはかろうじて読めるような読めないような

アプリ開発者の方々も今時こんなに解像度の低いAndroidスマートフォンが存在するとは思わず(というか多分実際Jellyぐらいしかない)作っているでしょうから、この辺はしょうがなさそうですね。これで開発者の人達を責めるのは酷な話です。なおどちらもアプリ自体はちゃんと動作しています。アプリをバリバリ使うようなスマートフォンではない、ということかもしれませんね。

バッテリーの持ちに関して

公称値では通常使用で3日、待機状態であれば7日持つと書かれています。実際に数日使ってみた感じだと、何もしなければ余裕で1日持ちそうですが、Bluetooth経由で音楽を聴いたりすると半日持たないレベルになってしまいます。手元の環境では本体に音楽を入れた上で有線イヤホンで音楽を聴くのを試していないので、その方法ならもう少しバッテリーも持つと思います。

そもそものバッテリー容量が小さいので仕方ありませんが、ウォークマン的な運用は少し難しそうです。充電のスピードも速くないので基本的には通話専用ぐらいの感覚がいいかも。

データSIMを刺しておいて、PC用にテザリングをするモバイルルーター的な運用は結構いい感じです。Wi-Fi・USB・Bluetoothテザリングの3つはもちろん対応してますし、PCから電源供給して上げることもmicroUSBケーブルで可能なので、超小型モバイルルーターとしての利用はありかも。

実際今このポストも新幹線の中でJelly Proでテザリングしながら途中まで書いてました。机の上に置いていても邪魔にならないし良いですね。

カメラの性能

Jelly Proには前面と背面にそれぞれカメラが付いています。前面は200万画素、背面は800万画素のカメラです。 まずカメラアプリについて。デフォルトで付いているカメラアプリで静止画や動画、パノラマ撮影も出来ます。ちゃんと手ぶれ補正の設定とか露出の設定とか、HDRモードや美顔モードなんてのも付いてたりして偉いもんです。

タッチでフォーカスして撮影ボタンをタップしてシャッターを切ります。が、シャッターボタンが画面が小さいから押しづらい。写真撮影のボタンと動画撮影のボタンが並んでいるのがこれまた推しづらい。押し間違える。何処かのボタンにシャッターを割り当てるという設定がアプリ内に見当たらなかったのでタッチで撮影するしかない模様。ここはボリュームボタンとかで出来ると楽だったなぁと思います。

さて、実際の写真ですがこんな感じ。

天候は曇り。ある程度明るければ綺麗な感じ

結構良い感じ。暗いところはやっぱり辛そうだけど、明るいところで撮った写真は結構良い感じ。もちろんiPhoneとかと比べてしまうと見劣りしますがそれはJellyには酷ですね。個人的にはこれだけ撮れれば十分な画質だと思います。

青色がのっぺりしてる感じがある

明るければやっぱりそれなりに映る

写り自体は問題なさそうですが、シャッターボタンをタップしてから実際にシャッターが切られるまでのラグが大きいので新幹線撮るのは難しかったです。動いてる対象を撮るには少し早くシャッターを切る必要があるので慣れが必要ですね。

刺さる人には刺さるスマートフォン

Jelly Pro、そこまで使い込んだわけではないので細かい部分はまだまだ分かりませんが、さらっと使ってみた感じではとてもよく出来ているといった印象です。DSDSの4G+4G対応など、もう少し熟成してくればもっと良い端末に仕上がっていくことでしょう。

何よりもこれだけの性能を持ち合わせて価格が安いのがいいですね。KickstarterでBackした額は$95。KickstarterでBackしたので実際の販売額よりは安いとは言え$100してないわけです。Kickstarterのページによれば、Jellyは$109、Jelly Proは$125で一般発売する予定のようですが、それでもこの値段なら十分な性能でしょう。

一般的なスマートフォンと全く同じ運用という訳にはいかなそうですが、ガジェット好きの心をくすぐる刺さる人には刺さるタイプの良い端末だと思います。まだ一般発売は始まっていないようですが、気になる方は検討してみては。

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