SteelSeries Arctis 5を買った。

SteelSeriesのArctis 5というゲーミングヘッドセットを買いました。

Arctis 5 Gaming Headset
Arctis 5は、DTS Headphone:X 7.1 v2.0 Surround、ベストゲーミングマイク、スポーツウェアにヒントを得たさらなる素材の快適さを特長としています。

今年の2月末に発売されたヘッドセットだそうで、個人的には初めてのヘッドセット。このArctisシリーズにはArctis3、5、7の3種類があるんですが、今回は5を買いました。1ヶ月半ぐらい使ったので感想をば。

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ラインナップは3種類

そもそも3種類ある中で何でArctis 5を買ったかということですが、この3種類の大きな違いはその接続方法。

・Arctis 3 — 3.5mmステレオケーブルによるアナログ接続のみ
・Arctis 5 — 3.5mmステレオケーブルによるアナログ接続 or USB接続
・Arctis 7 — USBドングルを利用した無線接続

あと細かな部分でヘッドホンが発光するか、DTS Headphone:X Surroundに対応しているかなどが違いますが、ヘッドホンのドライバーやマイクなどに関してはどれも同じものが使われています。

今回は有線でUSB接続が利用出来るのもが欲しかったのでArctis 5にすることにしました。せっかく買うのに3.5mmのみってのも残念だし、無線は特に必要ないかなという感じですね。

パッケージ。上の方にはEDG(EDward Gaming。esportsのチーム)のロゴも。

開けてみる

付属品

中身はヘッドセット本体とケーブル類、説明書。ケーブルは3本付いてました。

コントローラー付きのケーブルも。右は4極端子へ変換するためのケーブル。

左のケーブルはPCと繋ぐUSBケーブル。ケーブルの先に付いている丸っこいものは「USB ChatMix Dial」。これを左右に回すことでボイスチャットとゲームの音量バランスを調整できます。これが結構便利。恐らくこのケーブル自体がオーディオインターフェースとして認識されているっぽい。

真ん中のケーブルは「USB ChatMix Dial」とヘッドセット本体を繋ぐケーブル。microUSBのようなそうじゃない端子が使われてます。

右のケーブルは真ん中のケーブルを4極端子に変換するケーブル。PS4のコントローラーであるDUALSHOCK4の手元に付いてるイヤホンを挿す端子とかに挿せるようになります。なお、PS4に関してはUSBでも使えるそうです。多分スマートフォンとかにも挿したら使えるんじゃないかな。

端子はこんな感じ。特殊端子だと思う。

Arctis 5本体

ヘッドセット本体はこんな感じ。

ヘッドバンド部がちょっと特徴的なArctisシリーズ。

普通のヘッドホンとちょっと違うのはヘッドバンド部分。”スキーゴーグルヘッドバンド”というんだそうでこれは結構良い感じ。頭のてっぺんだけに重みがかかることがなくて付けていて楽です。

ちなみにイヤーパッドはあのAirweaveが使われているんだとか。これもすごく付け心地良いです。硬すぎず柔らかすぎず。絶妙な感じ。ヘッドホンじゃない感じですね。

ちなみにハウジングはくるっと回ります。

ちなみにヘッドホンハンガーに掛けるときは一応プラスチックの方を掛けています。どっちを掛けても良いとは思うんですけどスキーゴーグルヘッドバンドの方を掛けると何か伸びちゃいそう・・・。

プラスチックの方に掛けると布の方がだらーん。

布の方に掛けると本体の重さが全て布に。プラスチックと布の部分は密着しません。

使ってみた感じ

ヘッドホンの音質に関しては公式でも推しているだけあってすごく良いです。ゲームではちゃんと音が鳴っている位置も分かるし、普通に音楽を聴いたり動画を見たりする分にも良い感じ。

ただ側圧があまり強くないヘッドホンなので私の場合は下の方が少し浮いてしまうのが残念でした。隙間から音が抜けて行ってしまう・・・。逆に今使ってるヘッドホンの側圧が強すぎて辛い人には良いかもしれません。この辺は頭の形にもよるでしょうから個人差があるでしょう。

マイク

マイク部分は左側に付いていて収納式。引っ張ると出てきます。しまうときは普通に押し込んであげると素直に入っていきます。

収納したところ。

アームの部分はほどよい硬さ。マイクを思ったところにちゃんととどめられる。

音質に関しても特に問題はなさそう。ゲームをしながらSkypeやDiscordを使って色んな人とやりとりしましたが、特に聞きづらいということもなかったようです。

ウインドスクリーンは付いていません。SteelSeriesから公式のウインドスクリーンが出ていますが、日本からだと送料の方が高く付きます。悲しい。マイクが収納できなくなってしまうので付属品には入ってないんだと思うんですが、そんなに高い物でもないですし付けて欲しかったですね。気になる方は何かしら付けるのがいいかもしれません。

市販のウィンドスクリーンを着けました。付属はしませんが、純正品も存在します。

装着したのはWindTech #8801

我が家ではWindTechの#8801という汎用ウインドスクリーンを付けました。サイズも結構ぴったりなので気になっている方はどうぞ。

USB接続時のPC側の認識

このヘッドセットはPCに繋いだ場合、2つの出力と1つの入力デバイスとして認識されます。USBのオーディオインターフェースみたいな感じ。恐らく公式ではPS4もUSB接続出来るとのことなので、PS4上でもそういう認識をするんでしょうね。何故かXboxはUSB接続はダメらしい。何でだろう・・・。

音声出力デバイスの設定画面

音声入力デバイスの設定画面。

出力側には分かりやすいように「SteelSeries Arctis 5 Chat」と「SteelSeries Arctis 5 Game」というように名前が付いていますが、基本的にはどっちにどっちを当てても良いようです。若干の違いはありますがどちらもほぼ同等の性能のようです。音質もほとんど変わらないように聞こえます。

出力側はデバイスが2つあるので、例えばSkypeの出力をChatに、PCの既定の出力をGameにそれぞれ設定すればゲーム音声とボイスチャットをダイヤルでミックスできるようになります。出力デバイスの選択さえ出来れば何でもいいので、ChatでBGMを聞きながらGameでゲーム音声を聞くようにすれば、ゲーム配信中に配信には載せないようにBGMを聞くなんて事も出来ますね。

入力側は1つのみで、これは特に変わったことはなさそう。いわゆる普通のマイクと同じ認識。

ユーティリティソフト「SteelSeries Engine」

SteelSeriesの製品は「SteelSeries Engine」というアプリケーションで色々な設定が出来ますが、このArctisシリーズも同様に設定が出来ます。

SteelSeries Engine上でArctis 5の設定画面開いたところ。

設定画面ではスピーカーとマイクの両方の設定が出来ます。

スピーカーは
・DTS Headphone:X 7.1(仮想7.1chサラウンド機能)のオン・オフ
・イコライザーの設定
・ダイナミックレンジ圧縮の設定

マイクは
・ライブマイクのプレビュー(マイクでどういう感じに音が録れてるか聞ける)
・マイク音量
・ノイズ除去
・マイクサイドトーン(マイクのモニターがヘッドホンに返ってくる)

の設定と、さらにヘッドセットの側面のLEDライトの設定が出来ます。

色はRGBで設定可能、色の変化パターンもあります。ライブプレビューがオンになっていると、設定を変えると同時に設定が本体に反映されていくので変化が分かりやすくて良いですね。変化はしますが右下の保存を押さないと設定が保存されないので注意です。

サラウンドに関してはちょっといまいち。確かにゲームだと音の位置がはっきり分かるようにはなるんですが、ちょっと不自然な感じもします。元々サラウンド機能が欲しくて買ったわけでもなかったのでオフで使っています。イコライザーは好みが反映できて良さそうですね(これもフラットで使ってる・・・)。LEDはハウジングの縁が光る感じです。我が家は緑に光ってます。

何でもこなせるバランスの良いゲーミングヘッドセット

ということで実際に使ってみた感想はこんな感じ。気になる部分がないわけではないけど、全体的にはすごく気に入ってるし買って良かったなと思える良いヘッドセットでした。これからもゲームのお供として活躍してくれそうです。


追記:現在は2019年モデルが出ているそうです。

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