音楽を体感できるネックレス「Hapbeat」が超楽しい

まずはじめに

今回は「Hapbeat」というデバイスについて書いていきますが、現時点では開発中のβ版のデバイスです。Hapbeatの購入は誰でも出来ますが、購入する場合は、Boothの購入ページの下に記載された注意事項をしっかり読んで理解した上でお願いします。


「Hapbeat」というデバイスを購入しました。

この三角形が振動ユニット。使用時には下にケーブルが繋がる。形かっこいい。

きっかけはTwitterのタイムライン。たまたま見かけた見慣れない「Hapbeat」という名前が気になって、調べてみたらこれが何とも面白そうなデバイス。

ということで気付いたら買ってました。2日後には手元に届いてました(ありがてえ)。あっという間の出来事でした。後悔はしていない。

現在Boothで販売されているものは新型だそうで、数年前にKickstarterにて製品化を目指したプロジェクトを行っていたようです。

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Hapbeatとは

ライブハウスやクラブのような場所で音楽を聞くと、身体に音がズドンズドンと響く体験が出来ますが、あの感覚の再現しようというのがHapbeatというデバイス。いわゆる触覚フィードバックデバイスになります。

公式サイトの説明には

Hapbeatは音の振動を体に直接伝えることで、普段聞く音楽をライブ会場やクラブハウスで感じるような迫力と臨場感を体感できるネックレス型ウェアラブルデバイス

と記載されています。

ざっくり言うと、入力から入ってきた音に応じてネックレスの部分が振動するという仕組みになっています。内部回路にローパスフィルターが組み込まれていて、振動ユニットは主に周波数の低い音に反応して動作します。

振動ユニットの筐体はすごく小さいんですが、その振動の強さたるやかなりのもの。最初動作させたときはびっくりしました。もちろん小さな振動から強力なものまで幅広く動作・表現します。

小型の筐体で強力な振動を生み出すため、モーターでストラップの先に繋がった糸を引っ張ったり緩めたりして振動を発生させる設計になっています。重りを動かす一般的な振動装置よりも小型で強い振動が起こせるんだとか。振動ユニットの内部は、糸をモーターの軸に巻き付けたような構造になっています。

Hapbeat | technology

Hapbeatの種類は、現時点でネックレス型、腕輪型、汎用型などがあります。身体に巻き付けたりしても面白そうですね。なお、Boothで販売されているのはネックレス型です。

Hapbeat | Product

Hapbeat(β版)を見てみる

Hapbeatの基本セット

Hapbeat購入時に付属しているものです。左下のビニールに入ったパーツは回路ユニット裏に取り付けるクリップです。なお、クリップ取り付け用のねじとプラスドライバーも付属します。右側にある3.5mmステレオケーブルは、長さの違う物が2本付属します。

回路ユニットに内蔵されているバッテリーで動作し、充電はmicroUSBで行います。振動ユニットはバッテリー不要です。

左上が振動ユニット、右上が回路ユニット。下は首から提げるときに使うストラップ。

この3つが振動を生み出す心臓部。どちらのユニットもなにせ小さい。振動ユニットにいたっては、こんなに小さいのにほんとに振動するの?って感じです。

ストラップと振動ユニットの間は磁石でひっつきます。右と左で極性は逆になっているようです。

振動ユニットの銀色の部分はモーターで、動作中は熱を持ちます。使ってみた感じではやけどしそうなほどではなさそうですが、直接触らないように気を付けましょう。

回路ユニットの両側面にはダイヤルが付いていて、イヤホンへの音量と振動の強弱を制御出来ます。基本的には回路ユニットに入力する前で音量を稼いでおいて、ユニット上では微調整するのが良さそうです。大元で音量を上げておくと強い振動を発生させやすくなります。

実際に試してみる

付属のQRコードから使い方などなどが読めるページへ飛べるので、それを読みながらセットアップしていきます。

回路ユニットには音声入力とその音声をスルーアウトする出力、そして振動ユニットへの信号出力の計3つのステレオミニジャックが付いています。

実際に接続していくとこんな感じ。ケーブルが大量に。

写真ではになってしまっていますが、回路ユニットと振動ユニットの間を短い方のケーブルで繋ぐそうです。動作自体は問題なくしますが、短い方が出力が上がるんだそうです。

使用時にたまに起きるんですが、振動ユニットとストラップを繋ぐ磁石の部分が左右でくっついてしまうことがあります。振動が弱いなと思ったら確認してみましょう。

いざ音楽を聞いてみる

ライブのあの感じが体験できるということなので、とりあえず音楽を聞いてみました。

楽しい。これは楽しいぞ。

ほんとにライブハウスとかで聞いてるような感覚になるぐらいよく出来てます。胸にズドンズドンってくる感じがすごい。

ネックストラップで提げていることで、首から胸にかけて全体的に振動が伝わります。広範囲に振動が伝わるので、音を感じるという体験としては見事です。

首元で肌に直接振動が伝わるのが苦手な人は、パーカーのフードなんかにストラップを挟むと良いかもしれません。

音と相まって、振動にちゃんと強弱というか表情があるように感じます。これすごいんだけど、何とも伝えづらい。ほんと一回試してみて欲しい。

Hapbeat(音楽)

実際に動作させているときの様子。ここでは分かりやすいように出力を上げています。ちなみに動画内で掛かっている楽曲はこれ。

Diamond Eyes – Everything [NCS Release]

楽曲の向き不向き

楽曲については、何でも良いかというとそういうことはなくて、楽曲によって向き不向きはあるみたいです。

向いてると感じるのは、リズムを刻む楽器がはっきりと聞こえてくるものとか、メリハリがあるものとか。音の情報量が多い楽曲だと、ずっと曲の間のっぺり振動してるだけになったりするので、それぞれの楽器が立ってる方が向いてるのかも。

あと、振動が強ければ良いというものでもなくて、弱くてもちゃんと感じられるぐらいの方の強さだとリアリティが出る感じがします。

個人的に楽しかったのはこの辺の楽曲。

サカナクション – ミュージック(MUSIC VIDEO) -BEST ALBUM「魚図鑑」(3/28release)-
RISE (ft. The Glitch Mob, Mako, and The Word Alive) | Worlds 2018 – League of Legends
星野源 – Pop Virus (Official Video)

ほかにも色んな人がおすすめ楽曲を紹介してらっしゃるので、そういうのを試してみるのも良いですよ。

音楽以外も試してみる

音声入力なら何でも行けるので、他にもいくつか試してみました。まずはゲームから。

Apex Legendsのようなシューター系のゲームでは、銃声がガンガン鳴るのでそれに合わせて身体に振動が来ます。これがまた楽しい。撃たれた感も出るのでやられ甲斐もあります。

Hapbeat(PUBG)

PUBGをプレイ中の動作の様子。銃声に合わせて振動してます。楽しい。

音ゲーも楽しい。Beat SaberやらAudicaやらAirtoneやら、VRの音ゲーと組み合わせるのもノリノリになれて最高。ただし大きく身体を動かすので、ケーブルの取り回しなどHapbeatの装着方法に工夫が必要です。

映像鑑賞にも良いです。映画館の大音量で震える感じが体験できます。爆発シーンなんかは分かりやすいですね。ただ、私の環境で試した限りでは、音楽やゲームと比べると全体的におとなしい印象がありました。入力が足りてないのかも。

気になったところ

次は使っていて気になった部分。

まず、振動ユニットが変な振動の仕方をするときがあります。苦手な特定の周波数みたいなのがあるみたいでもしかしら共振してるのかも。すごくガタガタと揺れます。体験としても明らかにほかとは違うものになるので、使ってても気付きます。

他の方にも同様の現象が起きているので、個体差ではないようです。

振動・回路ユニットについては小さいとはいえ、分かれているのが少し不便。そして2つの間を何本ものケーブルが走ってしまうのもややこしい。振動ユニットと回路ユニットが1つにまとまるとかなりすっきりするんですが、回路に振動が伝わってしまうのが良くないのかもしれませんね。

ケーブル関係だと、有線のイヤホンを回路ユニットに接続して音を聞くんですが、振動ユニットにイヤホンのケーブルが触れてしまうとケーブルのタッチノイズが大変なことになります。ケーブルが触れないように上手いことしましょう。

使っている本人はイヤホンやヘッドホンをしている場合は多いので関係ないですが、動画でも分かるように動作音は結構出てます。ブンブンとかビュンビュンとかカタカタとか音がしてます。振動の強さにもよりますが、他人がいるところだと気になるかも。

最後に、これについては単純な要望ですが、入力部分に簡易的なアンプ機能が内蔵されると便利そう。別付けだとユニットが増えてしまうので・・・。振動が不足している方はアンプを噛ませると良いかもしれません。

音を聞くのが楽しくなるデバイス

β版ではあるものの、新しい体験を出来る良いデバイスです。割と最高です。実際使いながらこれ書いてますし。ほんと楽しい。

これから色んなところに持って行って、色んな人に試させたい。音楽(特にEDMとかあの辺のジャンル)好きな人にはほんと試して欲しい。

ちなみに秋葉原にある「granica」というスペースで体験できるそうなので、気になる方は是非。

granica
アビダルマ株式会社が運営する体験・開発スペースです。触らなければ分からない、体験しなければ伝わらないガジェットやテクノロジーを多数展示しています。

この曲だとどういう感じになるだろうか?と色んな曲を聞いてみるきっかけにもなったし、何より音楽を聞くのがとても楽しくなる、心と身体(物理)を揺さぶるデバイスでした。


β版の購入はBoothから行えます。Boothは購入時に価格に投げ銭を上乗せできるBoost機能があるので、応援したいよって人はBoostも是非。

重ねて書いておきますが、現時点で販売されているものはあくまでもβ版になります。

Hapbeat - BOOTH
Hapbeat本体やアクセサリの販売所です。Hapbeat fbxモデル(¥ 0), Hapbeat-Duo(¥ 30,000), Hapbeat-Solo(Necklace Ver.)(¥ 10,000), Hapbeatレンタル(10日間)(¥ 2,000), Hapbeat回路ユニット(¥ 1,800), Hap...

公式のDiscordサーバーも開設されたそうです。フィードバックはここでも可能です。

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