半年使って感じたMi Band 4の良かったこと・いまいちだったこと

「Mi Smart Band 4(Mi Band 4)」というスマートバンドを半年前に買ってみました。こういう類の腕時計は初めてです。私のはいわゆる大陸版なので、表記が中国語です。

Xiaomiというと今月の頭に日本市場への正式参入が発表された中国の家電メーカーで、ここでつらつらと書いていくMi Band 4も日本市場に投入されます。GearbestやAliexpressなどで購入すると大体30ドル前後ぐらいで売っているので、日本投入時の価格は諸々乗っかって5000円切るぐらいだろうと思っていたら、4000円を切ってくるという・・・。

Mi Band 4はいわゆるスマートバンドとかフィットネストラッカーとか呼ばれる物で、運動したときの歩数とか消費カロリーとかそういうのが計測・記録出来る腕時計。Apple Watchのようなスマートウォッチほど高機能ではありませんが、4000円弱で買えるガジェットとしては十分すぎる機能が入っています。

これまで9年ぐらい同じG-SHOCKをずっと使ってきて、愛着もあったので特に買い替える理由は無かったのですが、何となくMi Band 4を買ってからはすっかりこっちを毎日着けて生活しています。

開封の儀とかは先人にお任せすることにして、約半年間使ってみて気付いたことをつらつらと並べてみようと思います。

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良かったこと

安い

何よりも安い。4000円ならまあ壊れてもそんなに痛くない。Apple Watchが壊れたら泣くけど、これなら壊れたとしてもお財布へのダメージはそこまで大きくないです。学生さんとかでも手を出しやすいラインですね。

画面が非常に見やすい

画面には有機ELが使われていて、発色も良いし綺麗です。外で見づらいなと感じることもそんなにないですね。

バッテリーの持ちが抜群に良い

14日間使ってもバッテリが5%残ってた。

バッテリーは大体2週間ぐらい持ちます。心拍計測はデフォルトの30分間隔から10分間隔に変更していますが、それでもこのぐらいは持ちます。Apple Watch Series 5が2日ぐらいということを考えると、大きな強みだと思います。

防水

スイムトラッキングとかが出来るぐらいなのでバリバリの防水です。お風呂とかでじゃぶじゃぶしても大丈夫。

本体が小さくて軽い

G-SHOCKと比べるとずっと小さくなりました。むしろ使ってたG-SHOCKがデカかった、というべきでしょうか。本体は縦長なので、手首を曲げたときに引っ掛かったりしません。

色んな情報が計測できる

いわゆる体組成計に付いているような、歩数や消費カロリーはもちろん、心拍数なども計測できます。スイムトラッキングは泳ぎ方を検出したりも出来るそうです。

私の場合はワークアウトの計測を行うことはあまりないですが、不意に10kmとか思いつきで歩いてしまう性分も相まって、歩数計の機能が付いているのはありがたいです。どのぐらい歩いたかなとか確認出来るのがとても楽しい。ちゃんと履歴がアプリ上に残っていくのも見返せて良いですね。

通知が見れるのが便利

スマートフォンに来た通知をバイブレーションで教えてくれます。アプリ単位でオン・オフが切り替えられるだけでなく、メールの本文の冒頭など通知内容も簡単に確認出来ます。返信とかの操作は出来ませんが、確認出来るだけで十分です。

音を出さずに使えるアラーム

アラームやタイマー機能はバイブレーションで知らせてくれます。音を立てずに時間の経過を教えて欲しいときは助かります。

ベルトがめっちゃある

サードパーティー製のベルトが大量にあります。シリコンから金属から布地から。Aliexpressとかで売ってるのは種類もめちゃくちゃ多いし、しかも安いです。iPhoneのケースがずらーっと家電量販店に並んでいるように、Mi Bandのベルトがずらーっと並ぶ未来はそう遠くないかも。

記録を付けるのが楽しくなる

着けている間はずっとトラッキングをしてくれるので、お風呂から寝るときからずっと着けるようになりました。寝るときは邪魔だと感じる人も少なくないと思いますが、着けておくと睡眠トラッキングもやってくれます。睡眠の時間や深さなどをアプリ上で確認出来ます。

いまいちなこと

充電関連の色々

まず、そもそも充電が必要だということ。バッテリーの持ちが良いとは言え、2週間に1回程度は充電が必要です。充電時間自体も短いですが、面倒といえば面倒。スマートフォンとかではあんまり無線充電機能が欲しいと思わないんですが、Mi Band 4に関しては搭載されてると便利だろうなとは思っています。

一方で、「バッテリー残量が残り15%です」と通知が来てもそこからまだ数日は持つので、急にバッテリーが切れて困るという状況は少なそうです。

次に、充電するときは本体をベルトから外さなければならないこと。

充電のためにはMi Band 4本体をベルトから外さないと充電器に刺せません。これがちょっと面倒。純正で付いてくるベルトは結構硬くて、付け外しに少しコツが入ります。

充電時はベルトから外す

充電器にはめ込む

最後に充電器が特殊ケーブルなので専用の充電器でしか基本的に充電出来ないこと。なので充電器を無くしたり忘れたりすると詰みます。もちろん探せば単体でも売ってはいますが、手持ちのケーブルでとりあえず代用する、ということが出来ません。

充電端子は特殊コネクタ

必ずスマートフォンが必要

初回セットアップを行うときにスマートフォンアプリ「Mi Fit」とペアリングします。Mi Band 4を買おうという人でスマートフォンを持っていない、というパターンはほとんど無いでしょうが、基本的にアプリの導入とペアリングが必要です。ちなみにセットアップが終わってしまえば単体でも普通に使えます。

暗いところで目立つ

例えば映画館のような暗い場所で画面が点灯すると、画面輝度の設定にも寄りますがそれなりに目立ちます。画面オフモードはどうやら無いようなので、気になる場合はポケットとかにしまった方が良いかも。

ベルトが着けづらい

これは個人的な問題かもしれませんが、今までのG-SHOCKとベルトの構造が全く違うので片手で着けるのに慣れるまでとても苦労しました。今は普通に着けられるようになりましたが、それでもたまに手間取ることも。ベルトはサードパーティー製のものがアホみたいに種類があるので、好みに合わせて変えるのも良いと思います。

手首をくいっとやって画面が付かないことがちょいちょいある

盤面を見る動作をすると画面が点灯する機能が付いているのですが、これが動いたり動かなかったりします。個人的には画面をタッチしてしまえばいいのでそこまで気になりませんが、人によってはストレスフルかも。

画面への傷はそこそこ入る

画面の上と下に擦り傷が結構付く

あんまり気にしてないですが、知らないうちにこすれたりぶつけたりして傷がそこそこ付きました。表面が特別弱いというわけではないと思いますが、どうしても外に露出している場面が多いため、仕方がない部分でもあります。

特に本体の上下にすれ傷が多く付きました。一応保護フィルムもあるようですが、画面の端が丸いので、100%ばっちりカバーするのは難しそう。壊れたら買い替える、ぐらいの感覚でも良いかもしれません。

何やかんやで気に入ってます

良いところも悪いところもあれど、結果的には約半年の間ずっと着けて使っています。充電周りに若干難ありと言った感じですが、全体的には4000円とは思えないほどの出来。製品自体の質も良いし、機能が盛りだくさんで、ほんとに採算取れてるの?と疑問になるほど。

現在日本ではMi Band 4のみが対応していますが、アプリ自体には体重計やスマートシューズなどの項目もあって、体重計に乗るだけで体脂肪率なんかとともに記録を自動で付けてくれたりとこれも便利。いずれはこの辺の機器も投入されるんでしょうね。

スマートバンド気になってるよとか、Apple Watchはちょっと高くて手が出せないけどそういうの欲しいんだよね、という人にはおすすめ出来るMi Band 4。国内でも手に入れやすくなったので、この機会に試してみては?

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