「狼と香辛料VR」でホロと戯れる

Oculus QuestからVRの話が続きますが、「狼と香辛料VR」が発売されました。支援者向けプロダクトキーも無事届きました。

狼と香辛料VR/Spice&WolfVR on Steam
In order to achieve our dreams of entering the 2nd dimension, we will be making the popular light novel Spice and Wolf into a VR animation! Anime will evolve fr...

「狼と香辛料」の原作者 支倉凍砂氏の同人サークル「Spicy Tails」が製作するVRアニメーション作品です。ライトノベルを原作としてアニメやゲーム化などもされました。続編にあたる「狼と羊皮紙」も進行していますね。

このサークルは以前に「Project LUX」というVRアニメーション作品も製作しています。VR HMDならではのギミックが組み込まれたとても素敵な作品になっていておすすめです。PlayStation VR(PSVR)版も発売されているので是非。

Project LUX on Steam
The crime... is murder. Our story takes place in a court trial, set in a futuristic world where most humans have cyberbrains. The defendant on trial is an agent...

現時点の対応プラットフォームはHTC Vive(Steam VR)、Oculus Rift、Oculus Goの3種類。そのほか、Oculus QuestやPSVR、Nintendo Switchへの対応も予定されています。

追記:11月15日のQuest版リリースをもって、上記デバイスの全てで遊べるようになりました。

今回はOculus Riftでプレイします。スクリーンショットもそちらで撮ったものです。

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ロレンスとホロのやりとりを体験する

雨宿りのために小さな小屋を訪れたロレンスとホロ。この2人が小屋の中で繰り広げるやりとりを、プレイヤーがアニメーションの中に入り込んだかたちで観ていく作品です。

ロレンスとホロ

雨宿りでやって来た2人。アニメ版から引き続き、ロレンス役を福山潤さん、ホロ役を小清水亜美さんが務める。

基本的にロレンスの視点に入り込んで物語が進んでいくため、ホロと仲良く会話していく体験が出来る、といった寸法です。

特に選択肢などはなく、会話は自動で進行していくので特に操作も必要なし。ほんとにアニメーションって感じですね。一度クリアすればスキップモード(シークバーが表示されて、早送り・巻戻しが出来る機能)も使えるようになります。

登場人物に直接入り込むシステムなので没入感が高いです。移動の要素も少ないため、VR酔いを起こすこともほとんど無いでしょう。ただし、Oculus Goのような3DoFのVR HMDの場合は、自分が動くと周りの景色も一緒に動いてしまうはずなので、気を付けてプレイした方が良いかと思います。

設定項目は、音量、描画、字幕が用意されています。

音量設定はBGMとSEに加えて、キャラクターごとに調整も可能です。

描画設定は画面解像度とテッセレーション。画面解像度は恐らくスーパーサンプリングのことで、内部的なレンダリング解像度の設定。0.8倍から2.0倍まで、0.2段階ごとに選べます。

テッセレーションはポリゴンをより細かく分けて滑らかに表示する設定。オンとオフが選べます。

字幕は、なし・追従・可動の3種類から選択可能。追従はHMDの動きに対して少しあそびを持って動き、可動はHMDの動きと完全に一致して動きます。

ちなみに実績のコインについては、実際に触れなくても見つめるだけで獲得できるようです。結構難しいところにも隠されているので頑張って探しましょう。

モデルの出来が良い

とりあえず、ホロさん可愛すぎませんかね

ホロ

にまー

まずモデルの出来がすごく良いです。可愛い。キャラクターのデザインはテレビアニメのものより少しモダンになった感じがしますね。まあテレビアニメの放映は10年以上前ですしね。

色んなパーツが細かいところまで良く作られています。ホロが動くと、髪の毛や首から提げた皮袋が揺れたり、耳がホロの感情に合わせて細やかに動いたりします。

ホロ

笑えば前髪だって揺れる

目や眉毛がちゃんと髪の毛の上に描画されているのも芸が細かいですね。アニメーションって感じが出てます。

ホロ

しょぼん耳

髪の毛はデザインの切れ目で、耳は左右でそれぞれ独立して動きます。尻尾もブンブン動きます。小屋の中をせわしなく動き回るホロに合わせて色んなパーツが動くので、ホロが生き生きと見えますし、とても臨場感がありますね。

光や影の表現もとてもきれいで、ホロの首元や身体にも髪の毛や尻尾の影が細かく描写されています。壁に映るホロの影が騒がしく動き回るのもまた可愛いです。

ホロ

この後ろ髪がふぁさーってなる感じがまた良い

ホロがオブジェクトに埋まってしまうこともほとんどありません。オブジェクトに接触しないように動かすようにホロのモーションを工夫したのかなと感じるシーンもありました。

ホロ

毛先の方は地面についてるけど埋まらずに描かれている

ふれあいモード

本編をクリアすると出てくるふれあいモード。文字通りホロとゆっくりふれあえます。

ホロ

賢狼ホロ様はその表情も豊かでいらっしゃる

目の前にいるホロや小屋にあるものを触れたり見つめることで、ホロがリアクションをしてくれます。

オブジェクト

オブジェクトに目線を合わせるとゲージが出現してインタラクトできる

横に座って頭をなでなでしてくれることも。色々試してなでなでされてみましょう。

このモードについてはOculus Rift+Touchコントローラーが強い。何たって手が出てきますから。

ホロ

逆にホロをなでてあげることも

手の形については変わらないので、ずっと手は開いたままです。両手の同時操作も出来ないので片手でふれあいます。コントローラーのボタンを押せば左右の切替が可能です。

マルチプラットフォームなので仕方ない部分もあると思いますが、ホロの手を握ってあげるとか、両手でわしゃわしゃとか出来たらもっと楽しそうですね。

ホロが可愛くて語彙力を失った

本編のボリュームについては正直ちょっと物足りないです。もう少しこの2人のやりとりを観ていたかったな、という感じは否めません。が、それを補ってあまりあるホロの可愛さ。何だこいつ(褒め言葉)。

ホロ

小悪魔なやつです

これは他のVRコンテンツでもそうですが、ぐっと顔なんか寄せられちゃうとびっくりしますね。モデルの出来が良いもんだから余計わわわってなります。

ふれあいモードが可愛いのは分かるけど、本編がめっちゃ可愛い。騒がしく動き回るのが見てて楽しい。ロレンスとのあの軽快なやりとりがあってこその可愛らしさもあるわけです。

ホロのモデルは色んなパーツがすごくリッチに動くので、顔だけでなく身体全体で表情が分かるのも良いんでしょうね。そういう細かい作り込みが、ホロというキャラクターを表現するのに非常に効果的なんだと思います。

本編が終わるとテーマソングが流れるんですが、この曲が儚げでとても素敵。2人の幸せな姿に癒やされ、多幸感に包まれながらぼーっとスタッフロールを眺めていました。テーマソングは配信もされているそうです。

Silence – n-buna ft. Sarah Furukawa

もっとVRアニメが出てきて欲しい

アニメの世界に入りたいって願望、好きな人にはみんなあると思うんですよね。

Project LUXの時も思いましたが、登場人物の誰かに対して、視聴者が自らを重ねながら話を進めて行くことも多いアニメーションというジャンルは、VR HMDが生み出す没入感との親和性がすごく高いんだなと改めて感じました。

もちろんテレビドラマのようなものも同様ですが、少なくとも現時点では、没入出来るほどの解像度感を出せません。リアリティが足りないのです。一方、アニメであれば十分に可能です。

特に今回のような、登場人物の関係性が体験できるものは適性があると思うし、もっと色んな作品を観てみたい。もっとギミックの効いたものでも良いですね。

気軽に観れるし、楽しいし。もっとVRのアニメーション作品増えて欲しいな。


すっかり賢狼ホロ様に心を奪われてしまったので、もう一度彼女と戯れてこようと思います。

ホロ

狼と香辛料VR | Spicy Tails
アニメ版キャストをそのままに、VRアニメ「狼と香辛料」。好評発売中。

追記:PlayStation VR版とNintendo Switch版の発売日が発表されるとともに、狼と香辛料VR「2」の製作が発表されました。また賢狼ホロ様に会えるぞ。

【特報】『狼と香辛料VR 「2」』制作決定!! & PS VR版・Switch版リリース日決定!! | BLOG | Spicy Tails
Spicy Tails - Official Web Site

Oculus Quest版についてもリリースの予定があるみたい。発売日は未発表だけどこっちも楽しみです(追記:無事発売されました)。

狼と香辛料VRに用意されているコインの実績攻略はこちら。


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